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条件! 勝利者の権限を錬金せよ その⑤ ┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨ 承太郎の『もう一本の腕』がギーシュの腕を掴んでいる。 相当の力がかかっているのか、ギーシュは痛みに顔を歪めて右腕を震わせる。 「貴族の決闘ってのは……横槍を入れていいもんなのか? ギーシュ」 「うっ、うぅ……うわっ!?」 右腕を捻り上げられ、ギーシュは薔薇の造花を落とした。 「ゆ、許してくれジョータロー! 僕は、ただ……」 「…………」 無言の圧力にギーシュは口を閉ざした。 何を言っても、何と言い訳しても、ただじゃあすまされない……そう思った。 助けを求めるようにギーシュはルイズへ視線を向けたが、 ルイズはいつしかうつむき、震えていた。 「る、ルイズ……」 「ねえ、ギーシュ……。私、昨日の夜、成功したわよね……『錬金』」 「あれは、えっと」 左手をポケットに入れて、ルイズはゆっくりと昨夜錬金した青銅を取り出し、 承太郎とギーシュによく見えるよう頭上に掲げた。 「私……『錬金』できたわよね? ……正直に答えて」 「あ、う……あの、ルイズ、つまりだね……えっと」 ビュン、と音を立ててルイズの杖がギーシュの胸に向けられる。 「ゼロの私でも、爆発だけは起こせるんだから」 ルイズの口調は静かで、怒っているようには聞こえなかった。 しかしギーシュは本能的に、正直に答えないと自分がどうなるかを悟った。 もう自分に逃げ場は無い、真実に気づいた二人を前にどんな言い訳も通用しない。 『正直に話す』というもっとも恐ろしい事が、一番被害を小さくする方法だった。 「すす、すまないルイズ! 昨日の晩、君が倒れている間に僕が錬金したんだ! 君が持っている青銅は、僕が錬金した物なんだァーッ!」 左手の指が開いて、ルイズの持っていた青銅が地面に落ちる。 自分が錬金したと思っていた青銅、本当はギーシュが錬金した青銅。 一生の大切にしようとさえ思った輝かしい宝物が、一瞬で屑石に変わる。 杖を握った右手が震え、ギーシュが身をよじって逃れようとする。 だが承太郎が彼を逃がさなかった。 「やれやれ……ルイズの手助けくれーなら文句を言うつもりは無かったが、 代わりに錬金して俺達を騙そうとしてたってのは……やりすぎだぜ、ギーシュ」 「ぼ、僕はただ! ルイズがあまりにも不憫すぎて……」 「それに俺を追い出すチャンスだと思った訳だ」 「それもあるけど……で、でも!」 「もういい」 ルイズが言った。声が震えていた。 「る、ルイ……」 「喋らないで!」 怒鳴って立ち上がり、ルイズは杖をしまう。 釣り上がった眼差しは怒りの炎で燃え、同時に悔しさで濡れていた。 「私を……私を『ゼロ』と呼ぶのは勝手になさい! でも! こんな侮辱は二度と許さない! 絶対に!」 焼け焦げた手袋に包まれた右手が、ギーシュの頬をぶん殴る。 承太郎より力は劣っていたが、酷く心に響く拳だった。 殴った拍子に手袋がズルリとめくれるように破れ、 火傷がまだ癒え切らぬ右手の甲があらわになった。 痛みのせいか、それとも醜い傷跡を隠すためか、 ルイズはすぐ左手を右手の甲に当てた。 痛々しいルイズの姿を前にしても、承太郎はその表情を崩す事をせずに言う。 「……今の錬金はギーシュの横槍が入った。 おめーにその気があるならもう一度、錬金をしてもいいぜ」 これが正真正銘のラストチャンス。 しかし、ルイズは――。 「この勝負、私の負けよ」 潔く己の敗北を認めた。 そしてマントをひるがえし、その場から立ち去ろうとする。 ギーシュは呼び止めようとしたが言葉が見つからず、口ごもってしまう。 だが、承太郎が呼び止める。 「待ちな! おめーが負けを認めたって事は、勝利者の権限は俺にあるって事だ。 俺が勝ったらどうするか……それをまだ決めてねーぜ」 「……あんたの、好きになさい」 「そうかい。だったら好きにさせてもらうぜ」 ルイズがヴェストリ広場を去っても、承太郎とギーシュはまだその場にいた。 解放されたギーシュは右腕をさすりながら、恐る恐る訊ねる。 「……じょ、ジョータロー。さすがに酷すぎるんじゃないか? 相手はレディだぞ」 「フンッ……。言いたい事はそれだけか? おめーは俺達の決闘の邪魔をしたんだぜ」 「……信じてくれなくてもいいが、本当にルイズが不憫だったんだ。 ゼロのくせに、あんなボロボロになるまで練習をして……。 た、確かに君に出て行ってもらいたかったって下心があったのは認めるよ! でも! 君も見ただろう? 治癒の魔法をかけたのにルイズの右手は爆発でボロボロだ。 確かにズルいやり方だったけれど、女の子を泣かせるような真似は……」 「やれやれ。二股をかけた男の言うセリフじゃねーぜ。 だがルイズの心配より……自分の心配をしたらどうだ? ギーシュ」 「ううっ……な、殴るなら、殴るといい。僕はそれだけの事をした……」 「覚悟は……できているようだな」 ギーシュは恐怖で目をつむって、歯を食いしばりながら殴られる瞬間を待つ。 恐怖に立ち向かった訳じゃない。覚悟だなんてもってのほか。 絶対殴られると確信してあきらめただけで、前向きな気持ちは一片たりとも無かった。 ルイズは部屋に戻ると、爆発で汚れた服を脱いでネグリジェに着替え、 ベッドにダイブしてそのまま動かなくなった。 眠った訳ではない。 疲れはあったが、ついさっきまで気絶していたおかげか眠気は無かった。 「……どうしよう」 錬金は結局成功せず『ゼロ』のまま。 成功なのか失敗なのかは解らないが、とりあえず召喚できた使い魔は、 決闘でギーシュに勝ち、さらに自分との賭けにも勝利して自由の身。 こんなダメダメメイジ、古今東西聞いた事がない。 多分自分は世界でもっとも劣っている出来損ないのメイジなのだ。 魔法を使えるようにと努力した。 魔法が使えないならしっかり勉強しようと努力した。 でも、どんなに努力しても……自分は報われない。 報われない。 自分を卑下する言葉が呪詛のように次々と浮かんでは消えた。 ふと、窓の外を見る。 ふたつの月が色あせているように思えた。 それでもぼんやりと月を見つめていると、少しずつ嫌な事を忘れられた。 そしてもう忘れる事はひとつも無いというほど頭が空っぽになった頃。 コンコン、と部屋の戸がノックされた。 誰だろう。ううん、誰でもいい。放っといて、と思う。 十秒くらい経っただろうか、ドアの向こうで声がした。 「入るぜ」 その声を聞いて、ルイズは「え?」と呟いて、振り返る。 ドアが開いて、黒いコートと帽子の長身の男が入ってきた。 「じょ……ジョータロー?」 「何だ、起きてたんなら返事くらいしやがれ」 そう言いながら、ドアを全開にすると大きな荷物を引きずり込んできた。 「ななな、何の用よ! それ何よ!?」 「ソファーだぜ……見て解らないのか? ギーシュの部屋から持ってきた。 賭けの邪魔をした代償だ。ついでにワインとつまみもいただいてきたぜ」 「は、はぁっ!? あんた、何言ってんの? 何でここにいるの?」 「忘れたのか、勝利者は俺だぜ? 約束通り……好きにさせてもらう」 「好きに……って、あ、あんた、どうする気よ!?」 「別に……。『この部屋に泊めさせてもらう』だけだぜ」 「ど、同情のつもり!?」 ソファーを部屋の真ん中まで引きずり込んだ承太郎は、さっそくそれに腰掛ける。 「ギーシュの部屋が薔薇臭くてな……。あっちこっちに薔薇を飾ってやがる。 情けねーが、一晩泊まっただけでギブアップだ。 だから他に屋根と壁のある寝床を探して、ここに戻ってきただけだぜ。 ……勝ったのは俺だ。好きにしろと言っからには、文句は言わせねー」 「で、でも……ギーシュに薔薇を捨てさせたり、他に解決策はあるでしょ? どうして……私の部屋なの? どうして私の部屋を選んだの?」 「さあな……そこんとこだが、俺にもよう解らん。 ただ、根性がある事だけは認めてやるぜ。ルイズ」 話はこれで終了とばかりに承太郎はワインをあおり、つまみのチーズを食んだ。 それを見て、ルイズのお腹がきゅ~っと鳴る。 そういえば夕食、食べ逃してたっけ。 ルイズは赤面して、精いっぱい強がった口調で承太郎に言った。 「そ、それ、少し分けなさいよ」 「…………」 承太郎は無言。けれど、パンとチーズとリンゴを投げて寄越してくれた。 そして何かの入ったビンも一緒に投げる。 「これ、何のビン?」 「火傷に効くポーションだぜ、右手に塗っておくんだな」 「……あ、ありがと」 お礼の言葉に微塵も反応を見せず、承太郎は無言でポケットから小箱を取り出す。 そこから白いスティックを一本出して、口に咥えた。 ルイズも投げ渡されたパンを、とりあえず一口かじって、ふと気づく。 「あ、あんた、もしかして私がお腹を空かせてると思って……」 「さあな……何の事だ? 俺は酒を一杯やってから一服しようと思っただけだぜ」 そう言って懐から金属製の小さな何かを取り出して、それを指でいじる。 すると、突如その金属から火が現れ、白いスティックの先端をあぶった。 「な、何それ? 火系統のマジックアイテム?」 「……ただのライターだ」 火はすぐに消え、承太郎はライターをしまう。 そして白いスティックを咥えたまま承太郎は息を吸い、吐いた。 鈍色の煙が広がり、ルイズの鼻腔をくすぐる。 その瞬間、ルイズは覚えのある匂いにうめいた。 「そそそ、それ! パイプじゃない!」 「……何だ、この世界には紙タバコはねーくせにパイプはあるのか」 「外で吸いなさいよ! パイプは健康と発育に悪いんだから!」 「勝ったのは俺だぜ。おめーには俺をここから追い出す権限はねえ」 勝利者の権限を持つ者、持たない者の差は明確である。 しかしルイズはパンを握りしめて、ベッドの上に立ち上がった。 「ももも、もう一度勝負よ! 私が勝ったら、それ吸うの、やめなさい!」 「やかましい! 俺は女が騒ぐとムカつくんだッ! 敗者がグダグダ文句を言うんじゃねえ! いい加減鬱陶しーぜこのアマッ!」 「ななな何よ! ちょっと不思議な力があるからって調子に乗って! 覚えときなさい! いつか、いつかぜ~ったい魔法を使えるようになって……」 ルイズはお月様にまで届くような大声で宣言する。 「あんたが私の使い魔だって事を思い知らせてやるんだから~!!」 こうして、ルイズと承太郎の奇妙な生活が再び始まったのだった。 ――ギーシュの部屋。 夜も更けたというのにギーシュは寝巻きに着替えていなかった。 ワインをあおり、ベッドに腰掛け、しかししっかりと起きていた。 「なぜ……ジョータローは僕を殴らなかったんだろう……?」 殴られたかった訳じゃない。正直に言えば殴られたくなかった。 なのになぜ、こんなにも胸がモヤモヤするんだろうとギーシュは一晩中考えていた。
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世にも奇妙な物語2009秋の特別編動画のまとめ 『世にも奇妙な物語 秋の特別編』(よにもきみょうなものがたり あきのとくべつへん)は、2009年10月5日にフジテレビ系列で放送された「世にも奇妙な物語」シリーズの一つ。ストーリーテラーはタモリ。視聴率は12.7%。 #bf #blogsearch2
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『青銅』のギーシュ② (ク、クソ…。なんで僕は今こんな状況に立たされているッ!?) 今は昼時!天気は快晴ッ!! そんな中彼らは今も尚、戦いを続けていた。 ギーシュは先ほどから信じられない目にあっていた。 数時間前、もう一人その場にいる男――――ブチャラティに決闘を申し込んだ。 メイジであるギーシュに取って平民との戦いなんてハンマーでアリと戦うようなモノッ! だが、結果は予想と大きくかけ離れる。その平民であるはずのブチャラティに大苦戦していた! ワルキューレは謎の"見えない打撃"と『ジッパー』で一体、また一体と破壊。 焦ったギーシュは近づいたブチャラティを攻撃しようとするが杖をはたき落とされる。 ――杖を落とされたら負け。それが決闘のルール。 刹那、それを思い出したギーシュは慌てて空中で拾った。 ・・・ ・・・・・・ だが彼が手にしていたのは『杖だけ』ではなかった。 「こ、これは!右腕だッ!さっきまで杖を持っていたはずのッ!」 そして常人のそれをはるかに凌駕する殺気を放つブチャラティ。 「答えろよ・・・・。『質問』はすでに・・・『拷問』に変わってるんだぜ?」 ギーシュの命運は今、まさに尽きようとしていた。 「さあ…抵抗一つしないのか?結局おまえは威張るだけが取り得の 弱ッちいマンモーニ(ママっ子)か。…幻滅だな。」 (こ…こけに…しやがって……!!) だが思考とは裏腹にすでにギーシュの闘志は折れようとしていた。 ギーシュは元々こういう土壇場で弱くなるタイプなのだ。 (無理だ…。こんな奴勝てると思えない…。コイツは…身なりも、振る舞いも、 メイジらしさがない…。なにより杖を持ってない時点でこれは『魔法』じゃあない! ・・・だが、かといって『平民』でもない。コイツは一体なんなんだ? 『ゼロのルイズ』は一体何を呼び出してしまったんだ・・・? ああ・・・どうしよう。こんな無様なところをレディーたちの前で・・・?) ギーシュは見た。多くのギャラリーの中、一番見間違える はずない顔を見た。―――モンモランシーだ。 さっきは怒っていたモンモランシーが、見間違いでなければこっちを心配そうに見ている。 (モ、モンモランシー!どうしたことだ・・?あんなに怒っていたはずのモンモランシーが・・・? ・・・僕は何をやってるんだ?よりによって彼女に『心配』をかけてしまっているっ!!) ギーシュが杖と右腕を持って立ち上がる!ブチャラティも少々驚いた。 「コイツ・・?まだ戦う意思があるのか・・・?」 (僕はレディーにあんな顔をさせてしまうのだけは・・・どうしても『我慢』できないっ!!) ギーシュは一瞬再びモンモランシーを見て、そして前に向き直った。 「・・やっぱりだ。思い出したぞ・・。これはあの『悪夢』と同じ状況ッ!!」 ギーシュ・ド・グラモンは部門の家柄であるグラモン家の四男として生まれた。 父も、長兄も次兄も三兄も、常に戦の先頭に立って活躍している。 「生命を惜しむな、名を惜しめ」 これがグラモン家に代々伝わる家訓。 ギーシュもまた、その家訓を幼きころから伝えられ、 貴族のたしなみとしても、十分な戦い方を父から学んでいた。 同時にグラモン家は、派手好きで、周りから『色ボケ貴族』とまで囁かれるほどの 女好きな貴族としても有名だった。 ギーシュもまた例外でなく、流石グラモン家と言われるほどのルックスを活かし、 トリステイン魔法学院入学前の時点でもすでに付き合った女性の数が 数え切れなくなるほどのプレイボーイぶりを発揮していた。 家族からも、「女性には常に紳士的であるべき」と教えられ、入学後もまた女性を たぶらかし続けては、「流石グラモン一族!」「この女性の敵め!」と 周りから賛否両論を聞き続けては学校生活を楽しく暮らしていた。 ―――――しかしそんな彼をある日『悪夢』を襲った。 それが最初に起きたのは、今から半年ほどまえの事だった。 「うわああああ!!!」 その朝、ギーシュはベッドから跳ね起きた。 「ったく・・。妙にリアリティのある夢だったな。本当に殴られたみたいだ・・。」 「よお、ギーシュ。なんか今日は調子悪そうだな。」 話しかけて来たのは、友人の一人、マリコルヌだった。 「ああ。今日は少々変な夢をみてね・・。悪い意味で変だったから機嫌が悪いのさ。」 「へえ、どんな夢だい?」 「誰かと戦っている夢なんだ。それで負ける夢。そいつは僕のワルキューレをどんどん消して、 その後杖を折られて、殴られて気絶。それで終わりさ。」 マリコルヌは少々渋めな顔をし、 「そりゃ、奇妙な夢だったな・・。どんな奴だったんだ?」 「ああ、妙に印象強かったからよく覚えている。妙な髪形をしている奴だったんだ。 杖とかも持たず、平民のような身なりなのに、そんな能力で僕を倒したんだ。不快な夢だよ。」 「ふーん。ま、どうせ夢なんだからさ、そう気にすんなよ。ほら、そこの子達おまえ待ちじゃないのか?」 「おっと!いけないいけない!」 と、この時は気にもしてなかった。 だが、そのうち『たかが夢』とも言ってられなくなった 「うわああああああああああ!手が!僕の手に風穴がぁ!!」 次の朝、さらに大きな激痛を伴って跳ね起きた。 「ハァ・・・ハァ・・・ま、また夢・・・。」 手には風穴もなかったし、激痛もなかった。だが・・・。 ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ その痛みは『さっきまで確かにあった』と言わんばかりに、その手は痺れたままだった。 「またなのか。大変だなお前も。」 またこのことをギーシュはマリコルヌに話していた。 「昨日よりもひどい目にあった。今度は銃で右手を打ち抜かれる夢だったんだ・・。 今はもう右手は動くけどさ・・。」 「二度あることは三度あるって言うし、これくらいでヘバってちゃ身がもたないんじゃないのか?」 マリコルヌは明らかに他人事っぽくそう言った。 「ひ、ひどいじゃないかっ!僕は苦しんでるんだぞ!?」 「そんな事言われたってオレは知らんよ。」 「なんて冷たいんだ"かぜっぴき"のマリコルヌ!!」 「"風上"のマリコルヌだ!二度とわざと間違えるなよっ!?その中傷が嫌いだって おまえも知ってるだろ!?」 ギーシュもマリコルヌもお互いカッカし始めた時だった。 「全く。二人とも何バカやってるのよ。」 「モンモランシー!」 そこにいたのは、ギーシュと最も親しい女性、"香水"のモンモランシーだった。 ギーシュはさっきまでの青ざめた顔が一変、いつものキザな振る舞いに変わる。 「やあ、今日もまた朝日に輝く君の姿は美しいね、我が愛しの"香水"のモンモランシー。」 「あら、そういうあなたは顔色が悪夢に蝕まれ青ざめてしまっているわね"青銅"のギーシュ。」 「…ぐっ!」 痛いところを突かれ、少し動揺するギーシュ。 「・・フフ。大丈夫さ。君のおかげで僕はすっかり力を取り戻してしまったよ。 流石"香水"のモンモランシー。一番の特効薬はやっぱり君自身の美しさ・・・。」 「ハイハイ。もうアンタのキザなセリフはいいから。全く。しばらく悪夢にうなされっぱなしに なってダウンしてたほうがまだ可愛げあるんじゃない?」 モンモランシーはそう言って去ってしまった。 「やれやれ・・。あいかわらずつれないなぁモンモランシー・・・。」 だがモンモランシーは、こんな事を言った事を心の底からマジに後悔した。 (『殺し方』は!出来ている・・・・・・。) グボオッ! ――――ダレカ・・・・タスケテ・・。 (キョオオ―――z______ン!!!) ドゴオッ! ――――ミヲ・・・サカレソウダ・・・! (オオオラァッ!) メメタァ! ――――ナゼコンナメニアワナケレバナラナイ・・? (『ブッ殺す』と心の中で思ったならッ!その時スデに行動は終わっているんだッ!!) グシャッ! ――――タスケテ・・・・ボクヲスクッテ・・。 (このナイフを見て、さっきのガラクタよりも恐ろしい結末になるのを悟ったか…!) ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ・・・・・・・・・・・ (貴様はすでにチェックメイトにはまったのだッ!) グサッ!ドバァッ!! 「うわあああああ!!!!誰か!助けてくれぇ!!僕を救ってくれぇぇぇぇ!!!」 「おい!落ち着けよ!気をしっかり持つんだ!」 目が覚めたら、友人たちが自分を心配そうな目でこちらを見ていた。 「まったく勘弁してくれよ・・・。こっちが悪夢を見てしまいそうだ。」 だがギーシュはマリコルヌの声が聞こえているのか聞こえてないのか、 生気を抜かれ、生ける屍のようになってしまっていた。 顔は土気色で、全身に力が入っていない。 「ああ・・・・。」 「こいつは・・・・マジに重症だな・・・・。」 ふと、マリコルヌが思い出したように言う。 「なあ・・・ちょっとした風の噂で聞いたんだけどさ、それってもしかしたら おまえに危険信号を送っている『予知夢』なんじゃないのか?」 「・・・・・なんだって?」 「前に聞いた事があるんだ。この世界の他にも多くの世界が存在して、その中に、自分たちと 全く同じような人物が似たような生き方をしている、平行した世界の話。これを俗に "パラレルワールド"って言うらしいけど・・。」 マリコルヌが飲んでいた紅茶を置いて続ける。 「そしてお前が見たのは、『もうすでに戦い敗れていった自分自身』だったとすれば? ・・・お前もいずれ本当にその奇妙な平民と戦わなければならない運命だったりするんじゃあないか?」 ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ・・・・ 「・・・・まさか。」 「まさかとはオレだって思うけどさ。でも偶然見たにしてはあまりにも 不自然すぎる・・・だろ?」 ギーシュは一瞬うつむいた。だが、 「・・・・くだらない。いくら僕でも夢と現実の区別くらいつけられる!」 そう言って帰ってしまった。 モンモランシーは学院中を回っていた。 「っもう!どこに行ったのよあのスケコマシ!」 懐になにかの小瓶を抱え、イライラしたように言う。 ふと、階段のところを見ると、そこに腰掛けて、力なくため息をついているギーシュを見つけた。 「ここにいたのね。」 「やぁ・・・・モンモランシー。」 ギーシュは非道くやつれきった様子で言う。 (アンタ・・・。いつもなら出会い頭にキザなセリフを言ってくるのに・・・。 そんなに非道い夢なの・・?) 「モンモランシー。僕はどうすればいいのだろう。」 「え?」 「正直な事を言うと・・・僕はマリコルヌの話を真に受けている。 馬鹿馬鹿しい。そう思いつつも自分がいずれその運命に押しつぶされるような気がしてならない んだ。」 モンモランシーは自分の見ている目の前の人物の態度が信じられなかった!ギーシュが、 あのどこか鼻持ちならない、だが常に自信に満ち溢れているような男の、この弱弱しいさまをッ! 「このままだと僕はいずれ戦いに負けるかもしれない・・。いや、負けて怪我だけで済めばまだいい。 最悪、僕は死んでしまうかもしれないんだ!・・・もう夢も希望も・・・。」 「甘ったれた事言ってんじゃないわよッ!!」 ギーシュは少しビビった。モンモランシーの檄が飛んだのだッ! 「モンモランシー・・・。」 「『夢も希望もない』!?じゃあアンタずっとあるかどうかもわからないモノに怯え続けて 生き続けるつもりッ!?」 ギーシュは顔を上げた。モンモランシーはいつになく真剣な顔つきだった! 「・・・・私だって、そんな事になるのは怖いわよ。本当にそうなったら逃げるかもしれない。・・・でも 逃げて、逃げて、でも次また同じ目にあって、また逃げ切る保障はあるの? 追い詰められて、もう逃げる事もままならなくなったらどうするの?」 ギーシュは気づいた。感情的なモンモランシーの目が、悲しげだった事に。 「…私なら戦う。たとえ力の差が圧倒的でも、自分の使える力をフルに生かして『戦い抜く』! 結果よりなにより、私は誇りだけは捨てたくないから!」 モンモランシーは持っていた小瓶をギーシュに渡す。 「これは・・・薬かい?」 「そう。それには悪夢を見る人のために、沈静作用が含まれた薬。 寝る前に飲めば、数日で悪夢は見なくなるはずだから。」 ギーシュはその薬を見て言う。 「モンモランシー・・・。君はコレを僕に渡すために・・・・?」 「・・・・!そうよッ!マリコルヌたちがあんたのうなされる声がうるさいから作ってやってほしい言われたから!それだけよッ!」 モンモランシーは急に顔を赤くして言った。 「じゃあ・・。それ飲む前に、もう一度よく考えてみて・・・・。」 そう言ってモンモランシーは行ってしまった。 「・・・・・・・・・・・・・・・。」 ギーシュはしばらく黙りこくっていた!だがッ! 「僕は・・・・何やってるんだ。僕が勝手に見た悪夢でモンモランシーを困らせるなんて・・。」 ギーシュは駆け出したッ!行き着いた先は・・・図書室ッ! 厚めの呪文辞典、戦闘部門の欄を見る! 「バカな事をやってしまった。よりによって一人のレディーを悲しませてしまうなんて。 我がグラモン家ではッ!一人でも女性を悲しませる事は許されていなかったのにッ!」 ペラッ ペラッ ギーシュはページを捲りながら思った。 (僕は比較的戦闘系の魔法は苦手だ。だがせめて一つ・・・。何か、シンプルだが、抜群の威力を誇る呪文を覚える事は出来るはずだッ! ワルキューレよりシンプルで・・・確実な威力の奴がッ!) やがて"石礫"の呪文を見つけて言う。 「ありがとう。モンモランシー。もう大丈夫さ。戦うよ。その『運命』と。」 本当に来るかわからない『運命』。だがギーシュはそのあるかすらわからない『運命』のため、 大ッ嫌いな地道な努力をかさねる『覚悟』を決めた! そして、次の日から薬を服用し始め、呪文の反復練習を行ったのだ! ギーシュには飛びぬけた才能はなかった。だがその訓練はギーシュに 確かな強さをもたらしたッ!! ―――――――そして後々ギーシュは『悪夢』を見なくなる。 そして、自らの訓練と、女の子達との時間を潰している間に、いつしかギーシュは 『悪夢』のことを忘れていた。 ――――そして時間は現在に戻る。 「思い出したぞッ!そうだ。僕はいずれこの奇妙な平民と戦う運命だったのだ!」 ギーシュは立ち上がった後、自分の右腕ごと杖をするどく前に突き出すッ! 「まだここで倒れるわけにはいかないッ!!」 呪文を唱える!その内容はあの"石礫"だっ!! 「こいつ!戦う意思を蘇らせたッ!」 ブチャラティはスタンドでガードする体制に入る! 「くらえ!」 ギーシュは"石礫"を放った!それと同時に! タンッ!! ギーシュは後ろにジャンプしたのだッ! ドォォォォォン!! 「ああ!!発射の衝撃で後ろにッ!!!」 ギャラリーの誰かが叫んだ。ブチャラティもこのギーシュの合理的な行動に驚いた! 「うまい。発射の衝撃を利用してオレのS・フィンガースの射程距離から抜け出した・・! だがそれだけではない。コイツのこの目・・・。さっきまではこんな目つきをした奴じゃなかった・・・。 オレは前に、一度これに似た現象を見たことがある。何がそうさせたかはわからないが、 アイツは今、この戦いに全身全霊をかける『覚悟』をしたッ! ここから先はッ!気を引き締めたほうが良さそうだ・・・・!」 ギーシュは着地しながら思った。 (僕は"土"のドットメイジだ。自分の弱さは自分が一番よく知っている。だがそれならば! その弱さをカバーする、僕にとって最善の戦いを行うッ!あるはずだ!僕の最善の戦い!) ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ!! ギーシュは右腕を繋ぎなおそうとしながら言う。 「さあ、今度はこちらの反撃だッ!」 「こちらも・・・覚悟を決めてかかる!」 to be continued・・・
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マイリスト 作品解説 制作者:開拓流行れP(ユーザーページ) 参考 開拓流行れP(ニコニコ大百科) オトフリートの奇妙なダンジョン(ニコニコ大百科) GM 不明 PC(PL) ルミナ(星井美希) 人間/女性/15歳 マドリーヌ(四条貴音) 人間/女性/18歳 セプテマ(高槻やよい) 人間/女性/14歳 カリナ(我那覇響) 人間/女性/16歳 ルイジ・ツェペリ(日高愛) 人間/男性/26歳
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「戦国ランス」から「ランス、シィル・プライン、上杉謙信」を召喚 ランス外伝~ゼロと鬼畜な使い魔~-01 ランス外伝~ゼロと鬼畜な使い魔~-02 ランス外伝~ゼロと鬼畜な使い魔~-03 ランス外伝~ゼロと鬼畜な使い魔~-04 ランス外伝~ゼロと鬼畜な使い魔~-05 ランス外伝~ゼロと鬼畜な使い魔~-06 ランス外伝~ゼロと鬼畜な使い魔~-07 ランス外伝~ゼロと鬼畜な使い魔~-08 ランス外伝~ゼロと鬼畜な使い魔~-09 ランス外伝~ゼロと鬼畜な使い魔~-10 ランス外伝~ゼロと鬼畜な使い魔~-11 ランス外伝~ゼロと鬼畜な使い魔~-12 ランス外伝~ゼロと鬼畜な使い魔~-13 ランス外伝~ゼロと鬼畜な使い魔~-14 ランス外伝~ゼロと鬼畜な使い魔~-15 ランス外伝~ゼロと鬼畜な使い魔~-16 ランス外伝~ゼロと鬼畜な使い魔~-17
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クローサの歪んだ林は奇妙な実を結ぶ。 Krosa s distorted groves bear strange fruit. オンスロート 第9版 【M TG Wiki】 名前
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バイオレットと奇妙な世界 ADV グラフィック 999円(税込)1.1GB 反抗期の少女「バイオレット」が巻き起こす不思議な世界。 創造力の限界に挑戦するアドベンチャーゲーム。 反抗期の少女「バイオレット」は、本人の意志とは関係なく、両親は人里離れた不気味な家に引っ越しをしてしまいます。 いままで住んでいた街の友達、楽しかった生活から強制的に引き離された田舎町での生活は、何もすることがなく、どんなに退屈なんだろうと想像してしまいます。 そんなある日、ネズミの穴に光る火花に気が付きます。恐る恐る中に入ってみると、そこは現実世界と全く違う場所。 オペラを歌うカエルや、異次元からの使者である庭のノームなどに出会います。 彼らの持つテレキネシスの力を借り、運や機転も味方にして、彼女の両親とのわだかまりを解く、唯一の方法でした。 彼女は、目の前で起きた火花で、一瞬にして、人生の冒険が始まることになるとは思いもよらなかったのです。 現実を超えた不思議な出来事に満ちた世界を舞台に、プレイヤーの創造力の限界を挑戦するアドベンチャーゲームです。 奇妙な世界を探検しながら、各部屋を巡り、ヒントやアイテムを探し出して、各部屋のパズルと謎を解きましょう。 本作は、「不思議の国のアリス」やスペインの画家である「サルバドール・ダリ」からインスパイアを受けて、制作されました。 美しいけれど、現実とはちょっと違った世界を、素敵なBGMと共にお楽しみ下さい。 メーカー Forever Entertainment ジャンル 配信日 2019年12月19日 対応ハード Nintendo Switch セーブデータお預かり対応 対応コントローラー Nintendo Switch Proコントローラー タッチスクリーン プレイモード TVモード, テーブルモード, 携帯モード プレイ人数× 1 対応言語 日本語 レーティング CERO A 名前 コメント
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純愛! 大和撫子のお持ち帰りぃ! ※このSSはスターダストファミリアーのIFであり、本編とは多少関係があります。 タルブの村の草原――夕焼けの中で――彼女は告白をした。 「私も一緒に連れてってください!!」 瞳いっぱいに涙を浮かべたシエスタが、真っ直ぐに承太郎を見つめて叫んだ。 頬は紅潮し、手も唇も震えている。 けれど、とても綺麗だった。 「……解っているのか? 俺と一緒に行くって事は、もう二度と、この世界に……故郷に……家族の元に、帰ってこられないかもしれない」 「解ってます! そんなの、解ってます! それでも私、私は……」 ポロポロとこぼれた涙を、シエスタは承太郎の胸に押しつけた。 承太郎のシャツをギュッと握りしめ、すがるようにして言う。 「ジョータローさんが……好きなんです……」 「……故郷を……家族を……捨てるつもりか? シエスタ。 おめーが今まで出会いめぐり合ってきたものすべてを捨てるつもりか?」 承太郎の胸の中で、シエスタはしっかりとうなずいた。 「それでも、貴方となら。貴方とならどこでもいい。 貴方と一緒なら、異世界でも、世界の果てでも、構わない。 貧しくても、ひもじくても、住む家さえ無くてもいい。 ジョータローさんと一緒なら……そこが私にとって、幸せのある場所なんです」 「シエスタ……」 シエスタは感じた、肩に置かれている承太郎の手に力がこもるのを。 そして、ゆっくりと、身体を引き離された。 見上げる。彼の顔を。 いつものままの無表情。でも眼差しは優しく、そして――。 「ジョータロー、さん……」 「……シエスタ」 承太郎はゆっくりとシエスタの顔に己の顔を近づける。 ああ、これが答えなのかと、シエスタは理解して――涙がこぼれる。 目を閉じる。すると、承太郎の息遣いが近づいてくるのがよく解った。 緊張で震える唇を、承太郎のそれがふさぐ。 「んっ――」 普段のクールで無愛想な承太郎だとは信じられないような、熱い口付け。 まるで唇が火傷してしまいそうで、けれどその熱が頭の芯までとろけさせる。 シエスタはまさに幸せの絶頂にあった。 まるで夢のような、本当に夢のような、そんな気がする。 夢のようなひとときとは、まさにこの事だった。 その日、シエスタは承太郎と腕を組んで帰宅した。 その姿、シエスタの家族も魔法学院のみんなも、月まで吹っ飛ぶような衝撃を受けた。 その晩、シエスタは承太郎と一緒に、父親に事情を説明した。 シローお爺ちゃんと承太郎は、実は異世界から来た。 そこではカガクという文明が発展していて、平民や貴族といった身分制度は無い。 今度の日食の時、竜の羽衣で太陽に飛び込めばその世界に行けるかもしれない。 成功したら二度と帰ってこれないかもしれない。 この世界に。家族の元に。もう、二度と。 「それを理解した上で……答えてもらいたい。シエスタは必ず幸せにしてみせる。 だから……あんたの娘を、俺にくれ」 「お父さん、私からもお願い!」 シエスタは我が家の長女であり、魔法学院に奉公している大切な稼ぎ頭だ。 弟妹の面倒を見るべく、今まで多くの苦労をかけてきた。 そんなシエスタが、今までわがままを言わなかったシエスタが。 ……父として、断れるはずがない。それが娘の幸せならばと、父親は腹をくくった。 「解った。ジョータロー君、うちの娘を……シエスタを幸せにしてやってくれ」 「……ああ。あんたの父親に誓って」 こうして承太郎とシエスタの父は酒を酌み交わした。 翌日、承太郎はシエスタを残して魔法学院に戻った。 次の日食までが、シエスタが家族とすごす最後の時間となる。 コルベールは熱心にガソリンの錬金をし、承太郎もできる限りの協力をした。 さらにギーシュが「承太郎とシエスタの幸せのためだ」と言って協力してきた。 ドットクラスの彼だったが、なぜか奇跡的に一日で完璧なガソリンを錬金する。 まさに偶然の産物だったが、後はそれを元にコルベールがガソリンを量産した。 こうして日食の日の前日には、ゼロ戦の燃料タンクを満タンにする事ができた。 「という訳でタルブの村に行ってくるぜ。世話になったな」 「まさか平民のメイドにジョータローを取られるなんて……ショックだわ」 「お幸せに」 「結婚式には呼んでくれたまえ! 君の故郷だろうと必ず駆けつけるよ!」 トリステインで得た友人達からも祝福され、承太郎は微笑を返した。 そして、ルイズともお別れの時がやって来た。 「ルイズ……色々あったが、おめーには感謝している。 この世界に召喚されなかったら、お前やギーシュ達、 それにシエスタに会えなかったからな……」 「ふ、フン! 平民同士、お似合いよ。せいぜい幸せになる事ね!」 「……元気でな、あばよ」 こうして承太郎の乗るゼロ戦は飛び立った。タルブの村へ向けて。 タルブの村では、すでにシエスタが荷物をまとめていた。 もういつでも出発準備OKだ。 だがしかし、翌日の出来事。アルビオン軍が攻めてきた。 承太郎はすぐさまゼロ戦で発進。すぐさま竜騎士隊を壊滅させた。 さらにレキシントン号に単身殴り込みをかける。 その際、ゼロ戦はレキシントン号の甲板に特攻させた。まさに神風。 「俺は、生きる! 生きてシエスタと添い遂げる!」 ゼロ戦の前の持ち主の魂が宿ったかのように承太郎は燃えていた。 そしてスタープラチナの凄まじい戦闘力と、時間を止めるという驚異的な能力でレキシントン号を見事に沈める。 その時レキシントン号に乗っていたワルドと鉢合わせたため、オラオララッシュを5ページほど叩き込んで再起不能にしておいた。 ついでにフーケもいたが、彼女はフライの魔法で早々に逃げて行った。 正しい判断だ。 旗艦レキシントン号を失ったアルビオン艦隊は大混乱に陥り、さらに事態を聞きつけたギーシュ達がシルフィードに乗って現れた。 そこでギーシュが再び奇跡を起こした。 「チェェェンジ! ワルキューレッ、ワン!」 三体のワルキューレが空中で合体し、鬼のような姿に変化する。 「ゲッター・ワルキューレ!」 ちなみにゲッター・ワルキューレが飛ぶ理由は簡単である。 タバサがレビテーションで飛ばしているのだ。 なぜか非常にノリノリで。 「ゲッターなら、武器はトマホーク」 などと注文をつけてまでだ。 こうして竜の羽衣と空条承太郎、ゲッター・ワルキューレと青銅のギーシュ、さらにゲッター・ワルキューレの空中操作担当タバサ、さらにゲッター・ワルキューレのビーム担当キュルケ、彼等四人の大活躍によりトリステイン軍は大勝利を収めた! ルイズの出番は無かった。 こうして戦いは終わった! しかし――。 「竜の羽衣、壊れちゃいましたね……」 「ああ……こいつぁもう修理不能だ」 ゼロ戦、レキシントン号に特攻をかけ大破! ボロボロの機体を眺めている承太郎達の上空で、無情にも日食は終わりを告げた。 こうなったら仕方ないと、承太郎はシエスタの父に誘われ、タルブの村に移住した。 シエスタと結婚すると、承太郎はタルブの村にあるブドウ畑を購入した。 資金はギーシュとキュルケとタバサが結婚祝いに出してくれた。 ちなみにタバサは最近実入りがいいらしい。通信販売の手伝いをしているとの噂だ。 ともかく、おかげで良質なブドウが取れる畑を得た承太郎とシエスタは、丹精込めてブドウを育て、ワインを作った。 銘柄は『ヤマトナデシコ』といい、シエスタのような淑女を差すのだという。 『ヤマトナデシコ』はすぐに評判になり、トリステイン王家や魔法学院からもご贔屓にされ、タルブの村の財政は潤った。 その日もシエスタは球のような汗をかきながら、畑のブドウの手入れをしていた。 向こうでは、相変わらず学ラン姿の承太郎がスタンドを使って数人分の働きをしている。 私もがんばらなくっちゃ、とシエスタはブドウの木の枝に手を伸ばし――。 「あっ」 昨夜降った雨のせいで濡れていた地面のせいでバランスを崩し、転びかける。 咄嗟にシエスタはお腹を両手で覆った。本能だった。 そして、地面がすぐそこまで迫り――突如、背後から抱き支えられる。 「無理はするな」 振り返ってみれば、そこには愛しい旦那様の姿。 でも、あれ? さっき仕事をしていた場所から、一瞬でここまで、どうやって? 多分承太郎の持っているスタンドという力だろうとシエスタは勝手に納得した。 「ごめんなさい貴方。もう私一人の身体じゃないのに」 「……気にするな。何があってもお前達は俺が守る……絶対に」 大きく膨らんだシエスタのお腹を、承太郎は愛しそうに見つめ、微笑んだ。 スターダスト外伝 完
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その日、空条徐倫は主と共に城下町を訪れていた。 さすがは王都というだけあって、トリステイン一の賑わいを見せている。 もっとも、二十一世紀のアメリカ合衆国と比べたなら、それこそドラゴンとトカゲほどの差があった。 「おい、徐倫! 見てみろよ、スゲェーぜ! 漫画だよ漫画!」 なにやら騒いでいる友人に笑みが零れる。 なにやら田舎から来たおのぼりさん、のように見えたのだ。 実際にはむしろ逆なのだが。 父の承太郎が、それと同じようにあちこちのぞき回っているのにいたっては、もはや微笑ましくすら見える。 「ちょっとアナスイ、なんていうか、その・・・・・・歩きにくいわよ」 傍らの女性へ困ったように笑いながら、言う。 女性の名はナルシソ・アナスイ。 豊かといっても良い胸を、徐倫の腕に押し付けながら歩いている。 徐倫が何を言おうと気にせずに、耳元で愛を囁いたり、頭のお団子に手を伸ばしたりしている。 「ちょっと、人の使い魔にべたべたしないでよね」 そんなアナスイに対し文句を言うのは、誰であろうルイズ・ヴァリエールだった。 「全く・・・・・・モンモランシー! あんたどんな教育してるのよ!」 水を向けられた少女は疲れた顔をしていた。 目の下の隈が疲労と心労を物語っている。 「無理言わないで。無理よ、あんなの。・・・・・・何を言ったって聞きやしないんだから」 出会って二日で三件の分解事件を起こした使い魔に対して、モンモランシーは心底弱りきっていた。 犠牲者は三人、全員が貴族。 死者こそでなかったものの、脚やら腕やらがおかしな形にされていた。 売られた喧嘩を買っただけ、とはいうが限度というものがある。 一体どのような結末となるのか、モンモランシーは気が気でなかった。 しかし、彼女はなんの処罰を受けることも無かった。 使い魔も同じく自由にしている。 使い魔がどうやってあんなことを出来たのか、誰にも分からなかったからだというが。 それをアナスイに悟られたのは、迂闊としかいいようがない。 彼女は何を聞かれても知らぬ、存ぜぬ、挙句の果てには勝手にああなった云々。 学園長がそれを認めたというのは不思議、というより不気味だったが。 まったく胃が痛む思いだった。 それにしても、とモンモランシーは思う。 ギーシュは運がよかった。 徐倫とこのアナスイ、そして何といったか・・・・・・そう、タバサが召喚したあの帽子の男。 この三人に喧嘩を売って、殴られるだけで済んだのだから。 多少痛い目は見たようだが・・・・・・良い薬だ、あの位でなければ後悔はすまい。 「ま、まってくれよ、エルメエス」 そこへ、情けない声を上げてふっくらとした少年が駆けてきた。 少年の名はマリコルヌ。 将来有望と、無理をすればいえなくもない十七歳だった。 「お前がノロマなんだよ、太りすぎだぜ。若いうちから糖尿とか、笑えねーよ」 うわあ。 モンモランシーは心中で呻いた。 あんな言いたい放題させているようじゃ主人として失格ね。 そう思う。 それでも自分よりはマシであるが。 なにしろ使い魔から空気のように扱われているのだから。 「あ、あの、モンモランシー」 「ちょっと、アナスイ」 「なあ、徐倫。どうも、承太郎さんに避けられているような気がするんだ。何故だろう?」 荷物持ちをさせられているギーシュを無視したモンモランシーを、これまた無視してアナスイが言う。 それに対し、徐倫は肩をすくめて答える。 「そんなこと無いわよ。それより、あの子。ちょっと泣いてるわよ」 「泣いてなんかない!」 涙声でモンモランシーは叫ぶ。 それをみてギーシュがいいところを見せようと思い立つも、相手はあのアナスイ。 遠まわしに非難するのが精々だった。 「あった!ここよ、ここ!」 そうこうするうちにルイズが声を上げた。 目当ての店を見つけ、使い魔を置いてさっさと入っていく。 「へえ~。すげえな~、ゲームだぜこりゃ」 エルメエスが感嘆する。 武器屋、そう武器屋だった。 小さなナイフから巨大な戦斧にいたるまで、様々な武器が所狭しと並ぶ。 それから少し離れて、承太郎も物珍しそうな顔をしていた。 これまで剣や槍といったものを、実際に手に取る機会には幸運にも恵まれなかった。 それに寄り添うようにして、褐色の美女が立っていた。 甘い声を、承太郎の耳に注ぎ込む。 「ジョリーンにはこういう剣が似合うんじゃないかしら」 そういって装飾のごつごつした、やけに値の張りそうな品を示した。 腕をからめさせたりもしている。 承太郎は何も言わない。 しかし、迷惑そうに離れた。 あまり乱暴にならないよう、腕を振り払う。 命の恩人でもある少女の友人ということであるから、あまり雑なこともできない。 そんな承太郎の前に立つ者がいた。 奇妙な服の女性、アナスイだった。 「承太郎さん、あの時の答えを。俺は徐倫と結婚します。・・・・・・どうか許しを頂きたい」 承太郎は答えない。 「承太郎さん」 「その前に、アナスイ。はっきりさせておきたいことがある。・・・・・・イカレているのはお前なのか、それともわたしなのかということだ」 承太郎はさらに続ける。 「わたしの記憶が正しければ・・・・・・お前は男だったはずだ」 「今でも男です」 そう言うアナスイを見た承太郎は、言語を操る蛙を見たような顔で言う。 「・・・・・・何を言っているのか解らない」 「心は男です、承太郎さん」 「・・・・・・そういうことは訊いていない」 妙に納得している自分が忌々しかった。 性同一性障害。 話には聞いてはいたが。 そこではた、と気付く。 それとこれは別の話だ。 問題は肉体の話であって、精神の方はとりあえず問題としていない。 たしかにあの時は男だったのだが。 いや、本当に男だったのか? 徐倫もエルメエスも特に違和感を感じていないらしい。 ひょっとすると、自分の記憶違いなのだろうか。 わからない、わからない。 「お願いします、承太郎さん。許しを!」 悩む承太郎へアナスイが迫る。 「・・・・・・徐倫が望むのなら、仕方がない」 同性愛というものに、それほど偏見は無いつもりだったのだが、いざ身近になると戸惑いを感じていた。 「それでは駄目なんです、承太郎さん。結婚には、祝福が必要だ」 無理を言うな。 承太郎はそう言いたくてたまらなかった。 必死の思いで娘の下へ駆けつけてみれば、そこには奇妙な男がいて、いまではそれが女になっていた。 訳がわからない。 今までの負い目もあり、娘の意思を尊重したいとは思うものの、そう簡単に納得できるわけもなかった。 事件はその一時間後に訪れた。 奇妙な髪形をした男を見た瞬間、徐倫が狂った。 徐倫だけではない。 アナスイも、承太郎も、エルメエスも同じだった。 少なくとも、ルイズにはそう思われた。 モンモランシーとマリコルヌは溜息をついた。 また面倒ごとを、と思っている。 しかし、承太郎が殴り倒した男が、ロマリアの神官だと知った時は気が遠くなった。 その時キュルケは目立たないよう人ごみに紛れようとしていた。 自分の使い魔を連れて来なくてよかったと思っている。 ・・・・・・なんといっても、あれは目立つから。 エンリコ・プッチは目の前が真っ暗になった。 こんなことがあっていいのか。 ジュリオの話になんて乗らなければよかったと、心から後悔した。 あのまま宿に引きこもっていれば、こんなことにはならなかったものを。 三人のスタンド使いがいた。 まだ自分に気付かれてはいない。 このまま気付かれないうちに、立ち去らなくてはならない。 戦っても無駄だからだ。 仮に一撃で承太郎に致命傷を与えたとしても、他の二人にやられる。 ジュリオに目だけでそれを伝えると、直ちに逃走へと移った。 できるかぎり自然に三人に背を向けて、歩き出そうとするその時だった。 ジュリオが体格の良い男にぶつかり、騒ぎが起きてしまう。 そして、 「おい、テメエ! そこの帽子被ったテメエだよ、こっち向け!」 エルメエスの声。 何の反応も見せないよう、必死の努力をした。 そのまま構わず歩き出し―――― 「おい、承太郎さん! あいつを見てくれ!」 それが限界だった。 道行く人を押しのけて走り出す。 しかし、駄目だった。 分かっていたことではあったが。 突然に、頭へ衝撃を受けた。 浮遊感とともに、固い何かへ衝突する。 必死の思いで地面に手をついて、その時初めて自分が倒れていることに気が付いた。 再び、今度は顔面に衝撃が来た。 脳を揺らされながらも、懸命に逃れようと走ろうとして、できなかった。 「こちらは通行止めだ」 「じ、承太郎・・・・・・!」 背後には徐倫とエルメエスが迫っていた。 アナスイがいない・・・・・・がそんなことはどうでもよかった。 空条承太郎とスタープラチナ。 比類ない強力と快速、そして精密動作性。 時すら止める、それはまさに反則だった。 戦闘は論外、勝てるはずが無い。 とはいえ、逃げることもできない。 いまから逃げたところで間に合わない。 ありもしない道を、それでも必死で探すプッチを救ったのはジュリオだった。 「我々を、ロマリアの神官と知っての狼藉か!」 ばらすなよ。 プッチは思った。 こいつは潜入という言葉をなんだと思っている。 「オラオラオラオラオラオラァッ!」 承太郎はそれらに一切構わず攻撃を開始した。 身を守ろうと懸命なプッチに、容赦なく拳打の雨を見舞う。 その衝撃を利用して逃走しようにも、徐倫がそれを許さない。 いつのまにか己のスタンドを紐のように解き、プッチの足首へ巻きつけている。 逃亡を封じた上でとどめを刺すつもりなのだとプッチには分かった。 「待ちなさい! 待って!」 それを制したのがルイズだった。 「駄目! アナスイ、駄目!」 モンモランシーもまた必死の形相だ。 ギーシュも同じくアナスイを制止する。 「エ、エルメエス。ちょっと、あの」 マリコルヌは腰が引けていた。 当然、エルメエスの意識に何ら影響を与えない。 「・・・・・・父さん、ちょっと待って。ルイズの話を聞こう」 少女達の訴えを、全く聞いている様子の無い承太郎を、徐倫が抑える。 完全にプッチの動きを封じたという確信があったし、ルイズの声には聞き流せないほど切迫したものだった。 それを見てルイズは安心する。 よかった、なんとかなりそうだわ。 だが、やはりそれは甘すぎる考えだった。 承太郎はルイズとモンモランシーの話を最後まで聞いた上で、それらを完全に無視することに決めた。 殆ど嘆願にすら近い声も、承太郎にはなんの感銘も与えなかったようだ。 ルイズは一秒で決断した。 「ゲルマニアのツェルプストー! 貴女はどう思うのかしら!?」 げえっ。 キュルケはそう思った。 ルイズは自分を道連れにするつもりだ。 「そうね、ミス・ツェルプストー! 貴女の意見を聞きましょう!」 モンモランシーが即座に同調した。 二人の意図を悟ったジュリオもすぐに態度を決める。 「そうだね、ゲルマニアのフォン・ツェルプストー家ご令嬢殿。貴女はどうしたらいいと思う?」 よくわかっていないマリコルヌも話を合わせた。 「えっと、ミス・ツェルプストーはどう思う?」 こ、こいつら。 キュルケは毒づいた。 特にマリコルヌ。 あんたいつもはツェルプストーなんていわないでしょうが。 キュルケは泣きたくなった。 なんでわたしがこんなことに。 ロマリアとは厄介な存在だった。 味方にしても、煩いばかりで役に立たない一方、敵に回すと手に負えない。 この時キュルケの説得が無ければ、この場でプッチは命を散らしていただろう。 そうなれば、後の大乱も起こらなかったに違いなかった。 もっともそれは彼女の責任というわけではない。 だがそれでも、彼女はこの日のことを最後まで後悔することになった。 己が死ぬ最後の時まで、ずっとずっと。 片時も忘れなかった。
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ジョジョの奇妙な冒険 アイズオブヘブン 機種:PS3,PS4 作曲者:福田考代 井上学 KIKU 栗田妙子 他多数 開発元:サイバーコネクトツー 発売元:バンダイナムコエンターテインメント 発売年:2015 概要 漫画『ジョジョの奇妙な冒険』を原作とした3D対戦格闘ゲーム。『ジョジョの奇妙な冒険 オールスターバトル』の次回作に該当する作品。 2対2のダック形式や、全編のキャラが集結する完全オリジナルストーリーの導入などが特徴。 音楽は『オールスターバトル』からほぼ全て一新されている。ギャラリーからサウンドテスト可能。 収録曲 曲名 作・編曲者 補足 順位 タイトル モードセレクト ネットワーク ジョジョ辞典 ショップ オンライン カスタマイズ ストーリー ポーカー ミニゲーム ジョナサン バトルBGM ジョナサン・ジョースターのテーマ ツェペリ バトルBGM 井上学 ウィル・A・ツェペリのテーマ スピードワゴン バトルBGM ロバート・E・O・スピードワゴンのテーマ ディオ バトルBGM ディオ・ブランドーのテーマ ジョセフ バトルBGM 栗田妙子KIKU ジョセフ・ジョースターのテーマ シーザー バトルBGM シーザー・アントニオ・ツェペリのテーマ 2015年173位 リサリサ バトルBGM 井上学 リサリサのテーマ シュトロハイム バトルBGM 井上学 ルドル・フォン・シュトロハイムのテ-マ ワムウ バトルBGM ワムウのテーマ エシディシ バトルBGM エシディシのテーマ カーズ バトルBGM カーズのテーマ 空条承太郎 バトルBGM 空条承太郎のテーマ 花京院典明 バトルBGM 井上学 花京院典明のテーマ ポルナレフ バトルBGM ジャン・ピエール・ポルナレフのテーマ 老ジョセフ バトルBGM 老ジョセフ・ジョースターのテーマ アヴドゥル バトルBGM モハメド・アヴドゥルのテーマ イギー バトルBGM イギーのテーマ ホル・ホース バトルBGM ホル・ホースのテーマ マライア バトルBGM 井上学 マライアのテーマ ペット・ショップ バトルBGM ペット・ショップのテーマ ヴァニラ・アイス バトルBGM ヴァニラ・アイスのテーマ DIO バトルBGM DIOのテーマ 東方仗助 バトルBGM 東方仗助のテーマ 虹村億泰 バトルBGM 虹村億泰のテーマ 広瀬康一 バトルBGM 広瀬康一のテーマ 岸辺露伴 バトルBGM 岸辺露伴のテーマ 矢安宮重清 バトルBGM 矢安宮重清のテーマ 山岸由花子 バトルBGM 井上学 山岸由花子のテーマ 音石明 バトルBGM 音石明のテーマ 吉良吉影 バトルBGM 吉良吉影のテーマ 川尻浩作 バトルBGM 川尻浩作のテーマ 第4部空条承太郎 バトルBGM 井上学 空条承太郎(第4部)のテーマ初回購入特典のみ ジョルノ バトルBGM ジョルノ・ジョバァーナのテーマ ブチャラティ バトルBGM ブローノ・ブチャラティのテーマ ミスタ バトルBGM グイード・ミスタのテーマ ナランチャ バトルBGM ナランチャ・ギルガのテーマ フーゴ バトルBGM パンナコッタ・フーゴのテーマ トリッシュ バトルBGM 井上学 トリッシュ・ウナのテーマ ディアボロ バトルBGM ディアボロのテーマ 空条徐倫 バトルBGM 空条徐倫のテーマ エルメェス バトルBGM 井上学 エルメェス・コステロのテーマ アナスイ バトルBGM ナルシソ・アナスイのテーマ ウェザー バトルBGM 栗田妙子KIKU ウェザー・リポートのテーマ プッチ バトルBGM エンリコ・プッチのテーマ 新月プッチ バトルBGM 新月の時を待つプッチのテーマ ジョニィ バトルBGM 井上学 ジョニィ・ジョースターのテーマ ジャイロ バトルBGM ジャイロ・ツェペリのテーマ ディエゴ バトルBGM ディエゴ・ブランドーのテーマ 世界ディエゴ バトルBGM 並行世界から来たディエゴのテーマ ヴァレンタイン バトルBGM ファニー・ヴァレンタインのテーマ 東方定助 バトルBGM 東方定助のテーマ 東方常秀 バトルBGM 井上学 東方常秀のテーマ 2015年319位 天国に到達したDIO バトルBGM 天国に到達したDIOのテーマ スタッフロール PV第4弾